2018.12.10
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悪質な不正車検による厳しい行政処分が続いている。中部運輸局はこのほど、ペーパー車検による不正な車検手続きを行った静岡県の指定自動車整備事業者を指定取消、認証取消、検査員解任処分とした。管内の指定取消は今年度初めて。地元警察に同社役員と検査員の2人が逮捕された。昨年度に引き続き取消処分が発生しており、改めて事業者、検査員のコンプライアンスが強く求められる。今回の事件で逮捕されたのは、静岡市の指定自動車整備事業者・青島自動車工場の役員で青島謙二容疑者と自動車検査員の佐野和也容疑者。容疑は6月19日から7月13日までの間、顧客が持ち込んだバイク2台の車検を、法定検査をせずに保安基準に適合しているとの虚偽の証書を作成した疑いで書類送検されたほか、バイクを持ち込んだ顧客2人も逮捕された。
(全文は整備新聞 平成30年12月10日号:1面に掲載)
※掲載日は、整備新聞の発行日となっております。
