――昨年のオークション実績はいかがでしたでしょうか。
永谷社長 昨年の新車販売市場は新型コロナウイルスや半導体不足などによる自動車の大幅な納車の遅れなどの影響を受け、新車の販売台数は前年比を下回る中で、AA市場においては下取り車のAA出品にブレーキがかかる状況となり、前年比で約2%減となる約650万台弱の見通しとなっています。こうした中で、CAAグループ4会場では、「成約率」「新規搬入率」「初出品比率」においては前年比で約七%の増加となり、過去最高を記録することとなりました。(写真=CAA中部会場)
――コロナ禍における中古車業界の動きはどのような状況でしたか?
永谷社長 昨年のAA市場は、出品車両が減少したことによりセリでの応札が集まり、落札単価を押し上げる状況となりました。 そうした中で、CAA中部会場ではピーク時には成約率が82・6%まで上昇することとなり、メーカー系AA会場並みの成約率になるなど異常とも思える状況となりました。
(全文は整備新聞 令和4年1月10日号:6面に掲載)