――昨年のオークション業界の状況はいかがでしたか。
兼松理事長 昨年の新車販売市場は、新型コロナウイルスや半導体不足などにより、自動車生産が大きな影響を受けました。そのため、登録車、軽自動車ともにマイナスで推移しました。AA市場におきましも、新車販売減少の影響を受けて、一昨年と比べて流通量は減少となりました。そうした中で、当会場におきましては、1~10月は輸出関係の動きが順調に推移したこともあり、出品・成約ともに計画以上の結果を残すことができました。しかし、11月以降は自動車生産の減産など新車の供給不足の影響を受け、出品台数が減少しました。そのため、1台当たり単価が10~15%は上昇しており、中古車販売店の方は仕入れ単価が上がり厳しい状況になったと思われます。令和3年の1~12月における1開催当たりの平均出品台数は、3038台となり成約率では79・1%となりました。(写真=JU愛知AA会場)
(全文は整備新聞 令和4年1月10日号:6面に掲載)