指定自動車整備事業者に対する行政処分で、全国的に最近、「検査の一部未実施」の違反が目立っていることから、中部運輸局では今年度の検査員、整備主任者、事業場管理責任者研修などで重点的にその再発防止を指導していく。とくに、不正の背景や要因にも踏み込んで経営・管理者に整備現場の適正化や、検査員には具体的な違反事例を示して不正防止の徹底を求めていく考えだ。ここ2~3年、大手ディーラーの指定整備工場で検査の一部未実施による不正車検が全国的に相次いで発覚している。背景に整備現場の要員不足も指摘され、社会問題にもなっている。
(全文は整備新聞 令和4年8月25日号:1面に掲載)