愛知県の昨年(1~12月)の自動車盗難認知件数は500件となった。愛知県自動車整備振興会の支部が地元警察と協力して実施しているナンバープレート盗難防止ネジの取り付けキャンペーンの効果もあり、ここ数年は減少傾向にあるものの、いまだに多くの自動車が被害に遭っている。ユーザーの一層の自衛強化はもちろんだが、車社会の安全・安心を支える自動車販売整備業界も一体となった盗難防止対策が求められる。(写真:愛整振支部が実施したナンバープレート盗難防止ネジ取付けキャンペーン)
愛知県警生活安全総務課によると、令和2年の県内の自動車盗難認知件数は500件となり、前年(681件)に比べて26・6%減少した。過去10年では平成23年(5026台)が最も多かったが、昨年はピーク時の10分の1まで減少した。ここ数年は減少が続いているが県内では年間で500台の自動車が被害に遭っている。
とくに自動車盗難の実態でが、レクサスLXの被害が前年比で倍増しており、認知件数は減少しているものの、1件当たりの被害額が増加している。
(全文は整備新聞 令和3年2月10日号:4面に掲載)