4月1日付で、独立行政法人自動車技術総合機構中部検査部長に前岐阜運輸支局長の柴田宗範氏(写真)が就任した。検査業務の高度化処理業務が多様化する中で、業務の効率化や受検者が安全に審査を受けることができる環境づくりを推進している。また、検査コースでは運転操作ミスや受検者の不注意による事故が多発しており、事故撲滅に向けて安全で確実な審査業務が求められている。検査業務の現状と課題などについて柴田新中部検査部長にお聞きした。
――はじめに、中部検査部長ご就任の抱負からお聞かせ下さい。
柴田部長 車社会の安全と安心及び環境の保全を支えていくためには、ハード面においては自動車の定期的な点検整備の実施とともに、自動車が安全などの基準に適合していることを評価することが大切です。このうち、個々の自動車が保安基準に適合することを定期的に確認するのが「自動車検査」であり、自動車が保安基準に適合する状態であるかを審査している自動車技術総合機構は、非常に重要な役割を担っていると考えています。
(全文は整備新聞 令和3年7月10日号:1面に掲載)