国土交通省は3月31日、自動車を整備工場に持ち込まずに、自宅や事業所で整備を受けられる「訪問特定整備」制度を公布した。施行は令和7年6月30日を予定しており、整備業界にとっては業務の幅が広がる大きな転換点となる。これまで、安全性に関わる「特定整備」は、国の認証を受けた整備工場(認証工場)の事業場内で実施する必要があった。しかし「訪問特定整備」制度により、一定のルールの下で、認証工場の整備士がユーザーの自宅や運送会社の作業場などを訪問し、特定整備を行うことが可能となる。
(全文は整備新聞 令和7年4月25日号:1面に掲載)