大型車の車輪脱落事故が増加していることから、国土交通省は、「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る調査・分析検討会」を設置し、事故防止の取り組みを強めている。最近では今年1月に群馬県、中部管内でも岐阜県で重大事故により、負傷者が発生している。中部運輸局では国交省の方針に基づいて、ユーザー団体や整備業界に対して研修や講習の場で一層注意喚起していくこととしている。大型車の車輪脱落事故は、大事故に繋がりかねない大変危険なもの。国土交通省では関係機関と連携し、大型車のタイヤ交換作業の徹底に係る周知・啓発活動や、街頭検査においてホイール・ナットの緩みの確認を行うなど、各種事故防止対策に取り組んでいる。
(全文は整備新聞 令和4年3月10日号:1面に掲載)