諸物価高騰が続く中、日本自動車車体整備協同組合連合会(日車協連)は昨年秋、組合員に対し「材料代の実態調査」を行い、このほどその結果をまとめた。この調査は、塗装などにおける材料代の仕入れ価格高騰を、適正な価格に転嫁できる環境の構築や、対外的な交渉につなげていくことなどを目的に実施し、全国の組合員3,016事業場(75・6%)から回答を得た。集計結果について、調査研究委員会で考察を加えている。それによると、「主にどの塗料メーカーを使っているか」では、国産主要メーカー(日本ペイント、関西ペイント、ロックペイント、イサム塗料)が合計で77%を占めた。「2010年から約12年間で塗装材料の仕入れ価格は何回値上がりしたか」では、3回が23%、4回が24%、それ以上が27%あった。
(全文は整備新聞 令和5年4月10日号:3面に掲載)