中古車販売大手ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で、中部運輸局は7月28日、中部管内にあるビッグモーター3店舗に一斉に立入検査(写真=ビッグモーター名古屋茶屋店)に入った。検査に入ったのは、名古屋市港区のビッグモーター名古屋茶屋店、浜松市南区の同浜松南店、福井市の同福井店の3店舗。午前9時の開店時間に合わせて各県運輸支局の職員が店に入り、社員への聞き取りや整備や鈑金工場の状況などを確認した。今後は検査内容を精査して判断するとしている。今回の検査は、弁護士による特別調査委員会の調査報告書を基に、全国技術アジャスター協会(JAA)のサンプルテストで何らかの不適切な行為が行われた疑いがある案件「不適切疑義案件」として検出された、全国34店舗を対象に実施。26日に国土交通省で実施されたヒアリング調査内容を確認するための立入検査としている。
中部地区では類を見ない自動車整備専門紙