中部地区の整備工場では、電子制御装置整備に関する認証の取得が進み、令和元年度以降、6年連続で新規件数が廃止件数を上回っている。一方で、専業を中心に後継者不足や工員の確保難、経営不振などを理由とする廃止も高水準で推移しており、業界を取り巻く厳しい実情が浮き彫りとなっている。中部運輸局がまとめた令和6年度の認証・指定工場の新規および廃止状況によると、管内5県(愛知・静岡・岐阜・三重・福井)における認証工場の新規取得件数は前年度比35件減の251件、廃止件数も35件減の177件だった。6年ぶりに新規件数が前年を下回ったものの、引き続き廃止件数を上回っている。
(全文は整備新聞 令和7年5月25日号:1面に掲載)