ユーザー車検が依然として減少していかない。受検の大半は車検代行業者に変わりはないが、昨年度はコロナ禍で外出自粛が要請される中、ユーザー自身の受検も一部増加したと言われる。点検整備の不備で安全性の問題が指摘されるユーザー車検だが、特定整備制度がスタートし、10月から新点検基準が施行される中で、どのような流れになっていくのか注目される。愛知運輸支局のまとめによると、令和2年度のユーザー車検(登録車)台数は新規・継続検査合わせて13万956台と、前年度(12万3016台)に比べて6・5%増加した。前年度は3年ぶりに減少したが、再び大きく増加に転じた。
(全文は整備新聞 令和3年6月25日号:2面に掲載)