4月1日付で、独立行政法人自動車技術総合機構中部検査部長に前自動車技術安全部保安・環境課長の下原隆氏が就任した。同機構は、検査業務の高度化処理業務が多様化する中で、職員の育成を図りながら業務の効率化や受検者が安全に審査を受けることができる環境づくりを推進している。検査場の現状と課題などについて下原新中部検査部長にお聞きした。
――はじめに、中部検査部長ご就任の抱負からお聞かせ下さい。
下原部長 自動車が保安基準に適合することを定期的に確認するのが「自動車検査」であり、自動車が保安基準に適合する状態であるかを審査している当機構は、非常に重要な役割を担っていると考えています。車社会の安全・安心の確保及び環境保全の実現に向けてOBD検査の実施など、進展する自動車技術に対応し検査を厳正かつ公正に実施することが、私たちの使命だと思っています。
(全文は整備新聞 令和4年9月25日号:1面に掲載)