不正改造車の排除に取り組んでいる自動車技術総合機構は、令和5年度のカスタムカーショーにおける不正改造防止の啓発活動の結果をまとめた。それによると、今年1~2月に開催された2カ所のカスタムカーショー「東京オートサロン」「大阪オートメッセ」で、展示された車両を同機構検査官が確認した結果、公道走行ができない改造が施された展示専用車両であるにもかかわらず、公道走行ができると誤解を与える展示を行っていた出展者に対し文書で注意喚起するとともに「行動走行不可」などの表示を求めた。
展示車両は1553台(主催者発表)あり、表示が必要とされる車両は13台、保安基準不適合箇所は延べ23件あり、内訳として窓ガラスへの貼付物などとタイヤ・ホイールの突出及びエア・スポイラなどで全体の約60%を占めた。
(全文は整備新聞 令和6年8月25日号:4面に掲載)