国土交通省は8月9日、全国の封印取付け受託者(2500者)を対象に実施していた封印業務の実態調査の結果を発表した。道路運送車両法に違反する封印の不適切な取り扱いが確認された事業者数は151者。このうち、4者は「委託解除」、24者は「6カ月間の委託停止」を同日から行う。実態調査を通じて確認された不適切事案は、①使用済み封印の再利用②届け出をしていない事業場での封印取り付け行為③選任されていない者による封印取付け行為④新規登録した自動車への封印取り付けの未実施―の4項目。
4項目すべてで不適切事案があった旭川トヨタ(北海道)、トヨタカローラ愛知(愛知県)、トヨタモビリティ中京(愛知県)、福井トヨペット(福井県)の4者に対しては、封印取り付けの委託を9日付で解除するとともに、解除後2年間は封印取り付けの委託を受けることができない。
(全文は整備新聞 令和6年8月25日号:1面に掲載)