新型コロナウイルス感染拡大の影響が、継続車検市場にも表れている。今年度4~6月は例年に比べ、車検台数の増減幅が大きかった。コロナ禍で新車販売の大幅減少、車検期間の伸長措置など複合的な要因が指摘されている。ただ、3ヵ月間のトータルで見ると二年前を数%上回る水準を確保しており、需要の底堅さを示している。東海3県における継続車検台数の動きは、ほぼ同様の傾向にある。愛知で見ると、前年同月比で4月は登録車6・8%減、軽自動車7・4%減、5月は登録車14・5%減、軽自動車7・2%減、6月は登録車9・8%増、軽自動車16・4%増と、乱高下した。7月は登録車7・3%減、軽自動車4・0%減と、やや落ち着きを取り戻している。
(全文は整備新聞 令和2年8月25日号:1面に掲載)