今年6月、愛知県自動車部品販売協会の会長に石川量章氏(トヨタモビリティパーツ愛知支社長)が就任した。トヨタ自動車入社以来、ネッツ店営業本部やトヨペット店営業本部の販売部門のほか、法人事業部、トヨタモビリティーサービスなども経験。自動車業界は世界的な脱炭素、電動化への流れの中で、新しい領域となる「CASE」への対応など、新しいマーケットの創造が求められている。自動車のアフターマーケット業界を支える自動車部品販売業界において、今後の事業展開や課題などについて石川会長にお聞きした。
――協会の会長にご就任されました。抱負をお聞かせください
石川会長 新型コロナウイルス感染症拡大により、国内の経済をはじめ、自動車業界全体が大きな影響を受けています。とくに自動車業界では、生産に伴う部品の調達が困難となり、自動車の生産が遅れるなど自動車販売にも影響を及ぼしています。
そうした中で、コロナ禍の安全な移動手段の一つとして自動車による移動が改めて見直されていますが、自動車を安全に使用するためには定期的に点検や整備を実施することが重要とされています。そのため、コロナ禍においても、整備業界では自動車の安全・安心を守ることを使命として事業に取り組まれています。
(全文は整備新聞 令和3年9月10日号:2面に掲載)