自動車整備業界も大変革期に入っている。急進展する自動車技術の高度化を背景に、今年度から「特定整備制度」が施行され、整備業界は自動運転も睨んだ新たな対応が急務となっている。コロナ禍の中でも整備事業の役割の重要性が強調され、各県整備振興会とも積極的に会員の新制度対応に取り組んだ。そうした中で昨年9月、愛知県自動車整備振興会の新会長に川村保憲氏が就任した。川村会長(中部地方自動車整備連絡協議会会長)に、新しい年の景気動向を含め自動車販売・整備業界の課題と展望などをお聞きした。
――まず、新会長に就任され、改めて今のお気持ちと今後の会運営の基本的なお考えをお聞かせ下さい。
川村会長 坪内恊致会長の死去に伴い、昨年9月1日付で会長に就任いたしました。整備業界の社会的使命と整備振興会の役割の重大さを日増しに感じているところです。クルマ社会でユーザーの安全・安心を支える使命を果たしていくために、会員の団結と協調が極めて重要であると考えており、会員の皆様のご協力をお願いいたします。
(全文は整備新聞 令和3年1月10日号:9面に掲載)