全国の外国人技能実習生は、平成29年度は372人、30年度は793人、令和元年度は1537人まで増加している。(写真=整備業界でも外国人技能実習生の活躍が広がっている)今年度は約10カ月間で1500人となり、昨年度の人数を超えるペースとなっており、累計では4202人となっている。ディーラーや整備専業工場で積極的に実習生の受け入れが進んでおり、今後も各県で技能試験が予定されていることから、年度末までには昨年度を上回ることが予想される。実習評価試験は、初級・中級・専門級の3種類となっており、学科試験と実技試験で技能レベルを評価している。
中部管内(5県)でも各整備振興会が技能実習評価試験(初級)を複数回実施している。平成29年度末は66人、30年度は132人、令和元年度は302人で今年度はすでに312人が受験している。内訳は愛知が153人、静岡は42人、岐阜は27人、三重は70人、福井が20人となっており、中部の整備工場では積極的に技能実習生の受け入れが進んでいる。県別の累計では愛知が379人で実習生の受け入れ人数が全国1位となっている。
(全文は整備新聞 令和3年3月10日号:1面に掲載)