中部地区では類を見ない自動車整備専門紙

整備関係

 

整備関係

愛知盗難防止協議会・ユーザー啓発強化などの活動計画決める

自動車関連盗難が依然として多発する中、自動車関係団体と警察、損保協会などで構成する愛知県自動車盗難等防止協議会(会長・小栗一朗愛知県自動車販売店協会会長)は2月22日、書面による第18回総会を開き、盗難防止のためのユーザー啓発や盗難防止ネジ取り付け推進などを柱とした2021年度活動計画を決めた。(写真=ナンバープレートの盗難防止ネジ)

昨年の愛知県における自動車盗難認知件数は、官民一体で防止活動に取り組んだ結果、前年比181件(22・6%)減の500台となったが、全国的には前年と同様に全国ワースト4位となっており、自動車盗難は依然として深刻な状況が続いている。とくにレクサスLXの被害が前年比で倍増しており、認知件数は減少しているものの、1件当たりの被害額が増加している。

車内の金品を狙った「車上狙い」については1829件と前年(2362件)に比べて22・6%減。ナンバープレートやカーナビを狙った「部品狙い」についても、1179件で前年(1315件)に比べて10・3%の減少となったが、被害品の状況ではナンバープレートが674件(56・4%)と半数を超えており、ナンバープレート遭難防止の取り組みが重要視される状況となっている。こうした状況を踏まえ、新年度の活動計画は、関係機関・団体と連携し自動車盗難等に対する自主防犯意識の高揚促進、自動車の使用者に対する広報や啓発活動、防犯機器装置の推進を図るとともに、安全なまちづくり推進協議会に参画し、愛知県「あいち地域安全戦略2023」に基づき、県警本部と連携して各種自動車関連窃盗防止活動を実施する。

(全文は整備新聞 令和3年3月25日号:2面に掲載)

愛整振・理事会で整備技術強化など来年度の事業計画を承認前のページ

高山自動車短大・新実習センターが完成、最新設備と教材充実次のページ

関連記事

  1. 整備関係

    一層の整備技術強化:川村保憲・愛整振会長

    令和4年の年頭に当たり一言ご挨拶申し上げます。2年にわたる新型コロナウ…

  2. 整備関係

    整備関係

    愛知のユーザー車検「登録車は2・6%減」持ち込みは拡大

    ユーザー車検が、なかなか減少していかない。愛知県における令和元年度のユ…

  3. 整備関係

    中部の法令研修、自主学習や日程変更など

    今年度も各県で整備主任者・自動車検査員法令研修が本格化しているが、昨年…

  4. 整備関係

    軽も新車OSS開始:田中秀一・軽検協愛知主管長

    新年明けましておめでとうございます。令和5年の新春を迎え、心からお慶び…

  5. 整備関係

    電子車検証でパブコメ、適切な組織体制や設備など

    来年1月から車検証の電子化が始まるのに伴い、指定整備事業者が車検有効期…

  6. 整備関係

    JAF中部本部がバーチャル空間で交通安全の啓発

    日本自動車連盟(JAF)中部本部(山口真史本部長)は4月1日、…

整備新聞購読:0522510451 電話番号:0522510451

最近の記事

PAGE TOP