「どこ行こう その日のために マイカー点検」をスローガンに、今年も9~10月の2ヵ月間を中心に全国一斉の「マイカー点検キャンペーン」が始まった。本来なら各県整備振興会では支部や組合が主体となって、各地で点検教室や無料点検などを繰り広げるところだが、昨年に続き今年も新型コロナウイルス感染拡大が収まらず、二年続きでイベント系は大半が中止に追い込まれることになりそうだ。特定整備制度がスタートして2年目、10月からは新点検基準も施行され点検整備の重要性をどうアピールするかが課題となっている。
日本自動車整備振興会連合会(日整連)の音頭で全国展開する同キャンペーンは、昭和63年から継続しており、今年度で36回目。今回も9月の第1土曜日を「マイカーてんけん日」とし、点検教室や無料点検、地域イベントへの参加などで点検整備の重要性・必要性をアピールする計画だった。昨年はコロナ禍の影響でイベント系がほとんど中止となっただけに、各振興会の支部や地区組合は「今年こそは」と意気込んでいたが、中部でも4県にコロナ感染の緊急事態宣言が出される中で始まり、大半のイベント系計画は中止の方向となっている。
(全文は整備新聞 令和3年9月10日号:1面に掲載)