今年も9月21日から30日まで「秋の交通安全県民運動」を展開している。愛知県における交通事故死者数は、昨年に引き続き全国ワーストではないものの、9月15日現在では全国7位で、予断を許さない状況となっている。秋は日没時刻が日増しに早くなり、とくに夕方の5~7時は「魔の時間帯」と呼ばれ、事故が多発している。健全なクルマ社会を目指す自動車業界は、危機感を強めて悲願の「ストップ・ザ交通事故」に取り組みを一層強めている。今年の秋の交通安全運動県民運動は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、緊急事態宣言が発令されている中での運動となった。(写真=昨年の交通安全出発式の様子)県庁前での出発式の開催は中止となったが、愛知県では交通事故死者数の六割を超える高齢者の交通事故を防止するため、さまざまな活動を通じて交通安全を強く促している。愛知県自動車会議所をはじめとする自動車関係団体が参加する県交通安全推進協議会による運動実施要領では、秋特有の気の緩みに警鐘を鳴らす。
(全文は整備新聞 令和3年9月25日号:4面に掲載)