昨年に引き続き交通事故死者数の全国ワーストワンの汚名を返上した愛知県だが、今年も厳しい状況が続いている。死者数の7割以上が高齢者となっている中で、横断中の事故も後を絶たない従来のパターンが続いている。3月14日現在(暫定数)の全国ワーストワンは東京都で、愛知県は8位。死者数は昨年を下回るペースで推移しているが、気候が良くなる春先は外出する機会が増え事故の危険性も高まる。昨年以上に死者数を減少したい愛知県では自動車業界が一丸となって交通事故の防止に力を入れる。(写真=昨年の年末交通安全運動出発式)
新年度を迎え、新1年生となった児童・生徒や新社会人の姿を見かけるようになる中で、不慣れな交通環境での通学・通勤による交通事故の発生が心配される。気候も良くなり、行楽などで自動車や自転車を使ったり、高齢者が外出する機会が増え、交通事故の危険性が高まることから、今年も4月6日から15日までの10日間、県民総ぐるみの「春の交通安全運動」が展開される。
(全文は整備新聞 令和3年3月25日号:4面に掲載)