国土交通省は、検査標章の貼付位置を見直す「自動車検査業務等実施要領(依命通達)について」を一部改正し、7月3日から施行することを発表した。この見直しは、無車検運行防止対策の一環として、検査標章の位置を前方から見やすい位置であるとともに、運転者が検査標章に表示している自動車検査証の有効期間を容易に確認できる位置に表示することを目的に、検査標章の貼付位置を「前面ガラスの運転席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置」にするよう規定した。ただし、運転者の視野を妨げる場合は、「運転者の視野を妨げない、前方かつ運転席から見やすい位置」としている。
(整備新聞 令和5年4月25日号:1面に掲載)