今年度も6月1カ月間を強化月間として「不正改造車を排除する運動」が全国展開される。暴走行為や過積載などを目的とした不正改造車は、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音などの環境悪化の原因となっている。また、部品の取付けや取外しなどにより、保安基準に不適合になったものの、違法であるとの認識のないまま改造を行っているケースも多い。また、車検時などで不正を見過ごしたために行政処分となるケースも少なくない。不正改造という犯罪を一掃するために、販売・整備など関係業界を挙げた取り組みに期待がかかる。
(全文は整備新聞 令和6年5月25日号:4面に掲載)