愛知県自動車整備振興会の新会長に9月1日付で、副会長を努めてきた川村保憲氏(愛知日野自動車社長)が就任した。坪内恊致会長の死去に伴い、約30年ぶりのトップ交代となった。自動車技術の高度化などに伴い、整備業界も大変革期に入ったと言われる。そして、自動運転を睨んで特定整備制度が施行され、整備振興会の対応が急務となっている。愛知は会員数が五千工場を超える全国一の大組織、その指揮を執ることとなった川村新会長に整備業界の現状と課題、整備振興会の役割などをお聞きした。
――はじめに新会長ご就任の抱負と、今のお気持ちをお聞かせ下さい。
川村会長 坪内会長の急逝という事態を受け、皆様方のご推挙があって重責を担うこととなりました。もとより、その器であるとは思っておりませんが、坪内前会長の30年余にわたる実績と遺志を受け継ぎ、微力ながら業界の健全な発展に努力するつもりです。
とくに、愛知の整備振興会は会員数が5000工場を超える全国一の大組織です。会員の業態や規模の差も大きく、運営面の課題も多いと思いますが、自動車の安全・安心を守る業界の使命を共有し、ユーザーの信頼に応えていきたいと考えています。
(全文は整備新聞 令和2年10月10日号:1面に掲載)