自動車検査場内における受検者の事故が後を絶たない。検査機器を壊すだけでなく、出火事故なども発生している。自動車技術総合機構中部検査部では、最近の事故事例に基づいて受検者に「検査時は落ち着いて車の操作を」(梅藤博幸中部検査部長)と注意を呼びかけている。さらに、今年に入りヘッドライトテスタが損傷する事故が全国で五件発生しており、「テスタが壊れると修理に半年以上要するほか、修理費用も1000万円以上と高額となり、受検者の操作ミスが原因の場合は相当な負担を求めることになる」とし、改めて「車検場内における受検車両の事故防止」に協力を求めている。
(全文は整備新聞 令和2年11月10日号:3面に掲載)