令和3年がスタートした。コロナ禍で先が見通せない。まずは、一刻も早くコロナ収束が望まれる。そして、この1年の大幅なマイナスを取り戻し、再び力強い発展のシナリオを歩んでいきたい。新しいステージに、クルマ社会の夢と希望が広がっている。
自動車業界のキーワードは、「自動運転」と「電動化」。これが今年は大きく前へ進む。大変革の真只中で、裾野の広い関連業界全てが新たな課題の対応を求められる。
つい最近まで夢の技術と言われた自動運転車は、もう目の前にある。今年はレベル3の自動車が市場に登場する。国の目標は、2025年に高速道路での完全自動運転。クルマ社会の新しい日常が、確実に近づいている。
もう一つの電動化。日本が2050年のカーボンニュートラルの実現を目指す実行計画の中で、新政権は昨年末、2030年代半ばにも国内でガソリン車の新車販売を禁止する方向性を明らかにした。部品メーカーや整備業界に及ぼす影響が大きいことは間違いない。
(全文は整備新聞 令和3年1月10日号:1面に掲載)