愛知県でディーラーの大がかりな不正車検が発覚し、中部運輸局は3月30日付で、この指定自動車整備事業の指定を取り消すとともに、検査員七人の解任命令を出す厳しい行政処分を行った。不正車検の対象となった車両は5158台にのぼる。ディーラーの指定取り消し、しかも一度に7人もの検査員解任という処分は中部管内では珍しく、整備業界に波紋が広がっている。不正車検を行っていたのはネッツトヨタ愛知プラザ豊橋(愛知県豊橋市)。処分を受けて同社は直ちにホームページなどで、平光順二社長名で謝罪し対象車両の「再点検・再検査」の実施と再発防止策を発表した。中部運輸局によると、処分内容は指定自動車整備事業の指定取り消しと、検査員の解任命令7人。
(全文は整備新聞 令和3年4月10日号:1面に掲載)