整備士の人材確保問題に取り組む中部運輸局は4月19日、局会議室で令和3年度中部ブロック人材確保連絡会議を開き、整備士予備軍として期待できる若年層への働きかけなど今後の取り組みについて、管内の整備振興会や整備士養成機関と意見交換した。
今回は同局自動車技術安全部の林健一部長をはじめ各運輸支局整備担当首席専門官、五県整備振興会専務理事、それに整備士養成の大学校、専門学校など17人と、出席できなかった3人がWebで参加、令和2年度の取り組み結果の報告を受けるとともに、令和3年度の取り組みの方向性などを検討した。
若年層への働きかけとして、小学生以下世代の集客イベント、仕事体験イベント、高校生世代の運輸支局長・養成校による高校訪問があるのに比べ、将来を考える重要な時期である中学生世代への働きかけが少ないことから、中学生世代を対象に事業場での職場体験、出前講座などを定期的に実施できるよう、地域の学校や教育委員会との連携も模索していく提案が行われた。
(全文は整備新聞 令和3年5月25日号:1面に掲載)