国土交通省は、「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る調査・分析検討会」の中間取りまとめを公表した。ここで提言された車輪脱落事故防止対策を、関係団体と協力して推進していくこととしている。中間取りまとめのポイントは、車輪脱落事故車両調査、タイヤ脱着作業などの実態調査・分析結果として、①事故車両において、劣化したナットが使用されていたり、ナットの点検・清掃、潤滑剤の塗布などが適切に行われていなかった②規定トルクでナットの締め付けを行っておらず増し締めも行っていなかった③日常点検においてナットの緩みの有無を確認していなかった④整備管理者による指導・管理が不十分であった。
(全文は整備新聞 令和5年2月10日号:4面に掲載)