日本自動車連盟(JAF)愛知支部(寺町一憲支部長)では、春先から初夏にかけて車内温度の上昇による子どもなどの車内熱中症の事故防止を呼び掛けている。JAFによるユーザーテストでは春先から初夏にかけての過ごしやすい環境であっても、窓を閉め切った車内の温度は日の出とともに上昇を続け、最高気温を記録する午後2時頃の車内温度は50度近くまで上昇するとしており、空気の循環がない車内では日光で温められた空気が留まり、思った以上に温度が上昇する。とくに直射日光にさらされるダッシュボード上面では70度以上、フロントガラス付近でも60度近くまで上昇することがあることから、「春先でも油断は禁物。車内温度には要注意」と事故防止を訴える。
(全文は整備新聞 令和2年5月10日号:2面に掲載)