堅調な車検市場が続く中で、ユーザー車検が依然として大きな割合を維持している。継続車検では持ち込みの3分の1以上にまで拡大し、整備事業者の需要を侵食している。特定整備制度の中でユーザー車検をいかに減らしていくか、整備業界にとって改めて大きな課題となっている。愛知県の今年度上半期(4~9月)における登録車の車検市場で見ると、新規検査を含むユーザー車検台数は6万4653台で、前年同期(6万2379台)に比べ3・6%増となった。5月を除いて毎月、前年を大きく上回った。
(全文は整備新聞 令和2年11月25日号:1面に掲載)