安全・安心な車社会を形成するため、今年度も6月1ヵ月間を強化月間として「不正改造車を排除する運動」が全国展開される。(写真=安全、環境を脅かす不正改造車を排除するため、官民あげて街頭検査でユーザーに訴える)暴走行為や過積載などを目的とした不正改造車は、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音などの環境悪化の原因となる。また、車検時に保安基準に適合させつつ、車検後に不正改造を行う施行事業者や、不正改造車について検査での合格を強要する悪質な事業者がいる。不正改造という犯罪を一掃するために、販売・整備など関係業界を挙げた取り組みに期待がかかる。運動は国土交通省と、日本自動車整備振興会連合会など自動車関係33団体で構成する「不正改造防止推進協議会」が中心となって内閣府、警察庁、農林水産省、経済産業省、環境省が後援、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会が協力し官民挙げて展開する。
(全文は整備新聞 令和5年5月25日号:4面に掲載)