中部運輸局は道路運送車両法違反により、ペーパー車検による不正な車検手続きを行ったとして愛知県の指定自動車整備事業者を指定取消、認証取消、検査員解任処分とした。中部管内での指定取消は今年度初めて。同運輸局は不正に対し「厳しい対応」を強調しており、改めて事業者、検査員のコンプライアンスが強く求められる。発表によると、処分を受けたのは新城市の指定自動車整備事業者で泉屋モータース。処分内容は特定整備事業の認証取消、指定整備事業の指定取消。さらに検査員1人に対しての解任命令。指定事業者に対する行政処分としては最も重い。
(全文は整備新聞 令和5年9月10日号:1面に掲載)