――昨年のオークション業界の状況はいかがでしたか。
兼松理事長 昨年の新車販売市場は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、登録車、軽自動車ともにマイナスで推移することとなりました。10月からは双方ともプラスに転じていますが、全体では昨年を大きく下回ることとなりました。AA市場におきましも、コロナ禍における新車販売減少の影響を受けて、一昨年と比べて流通量は減少となりました。そうした中で、当会場におきましては、3~5月は国内の新車販売減少やロックダウンによる輸出制限の影響を受け、出品・成約台数が厳しい落ち込みとなりました。しかし、6月以降は輸出関係が動き始め、車がAAに集まったことにより、AAが活発化し出品・成約台数ともにV字回復することができました。(写真=コロナ対策でポス席にパーテーションを設置したJU愛知)
(全文は整備新聞 令和3年1月10日号:6面に掲載)